多汗症 顔
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顔の多汗症
多汗症の中でも顔の汗は、手のひらや脇の多汗症と違って、隠すことができないところです。
緊張しているときや、人前で話す場合に、顔に大量の汗をかくと、周りの視線を感じてしまい、精神的にも辛くなって、余計に汗をかいてしまうことになります。
顔の多汗症は、外気の温度が上がるときに汗が出る、「温熱性発汗」ではなく、精神的な緊張で汗が出る、「精神性発汗」のひとつと言えます。
体には、エクリン腺という汗腺が全身にありますが、エクリン腺の密度が濃いところと、薄いところがあります。
その中でも、顔、特に額の部分は、最もエクリン腺の密度が高いところです。
そのために顔や額には多量の汗をかきやすく、多汗症の症状が発生しやすい部分なのです。
顔の多汗症の汗をおさえる方法
顔の多汗症で、汗を一時的におさえるという耳よりの方法があるようです。
この方法は暑いときや、緊張したとき、スポーツなどをしたときに、
顔や頭部にかく汗を、一時的におさえたいときに使う方法のようです。
気になる顔の多汗症の汗をおさえるとうい方法は、胸の乳輪あたりを強く圧迫することだそうです。
これは半側発汗という皮膚圧反射を利用した方法のようです。
汗には、体の圧迫されている側の汗が減って、反対側の汗が増えるという特徴があるようで、
これの特性を利用して体の上半身を圧迫すれば、
顔などの汗が減って、逆に下半身の汗が増えることになるわけです。
ですから顔の多汗症の汗をおさえるには、適当な厚さの紐などで、
胸を縛って圧迫するといいといわれているようです。
しかし、この方法はあくまでも一時的に汗をおさえる方法なので、
その効果が長続きしないということは言うまでもありません。
多汗症:顔の汗に使う制汗剤
顔の多汗症に、アルミニウム配合の外用制汗剤を使う方法が効果的だといいます。
アルミニウム配合の外用制汗剤は、かぶれやすいため、
通常はわきの下や手足に使われるものですが、注意し使用さえすれば顔の多汗症にも利用できるようです。
アルミニウム配合の外用制汗剤には、わきの下の多汗症用の「オドレミン」、
「テノール液」、「塩化アルミニウム液」があります。
「オドレミン」は、アルミニウム含有量が多く、薄めて使うことが重要です。
「テノール液」は、粘度が高いので、精製水で薄めるのは適していないようです。
「塩化アルミニウム液」は、わきの下、手足の多汗症用として処方されているもので、
顔の多汗症用としては、処方されていないといいます。
「塩化アルミニウム液」は、かぶれやかゆみなど強い副作用をともなうこともあるよう
なので使用するとには非常に注意が必要で、積極的に処方されることはそうはないでしょう。
しかし、顔の多汗症に使用するときは、極薄い濃度で使用すること、
医師の指導のもとに、使用することが大切です。
顔、頭部の多汗症治療:星状神経節ブロック治療
顔や頭などの目立つ部分に汗をかいてしまう多汗症の人は、目立ちやすい部分だけに、
たいへん気になるのではないでしょうか。
そのような悩みの人のために、顔や頭部の多汗症の治療方法として、
星状神経節ブロックという治療方法があるようです。
星状神経節ブロックの治療方法は、のどにある星状神経節という交感神経が集まる場所の近くに、
局所麻酔をし、交感神経を一時的にブロックして、自律神経バランスを是正する
方法だといいます。
こうすることで、脳の視床下部の機能が改善されて、
全身の血液の循環やホルモンの分泌が正常化すると考えられています。
星状神経節ブッロクの治療をすると、首から上の汗が止まるということで、
顔や頭部の多汗症に効果があるようです。
星状神経節ブロックでは、1回の治療に1000円~1500円の治療費がかかり、
また、症状によっては効果が現れるまでに、30回ほどの治療を受ける必要がある
ようです。
星状神経節ブロックの持続期間は、治療後、数ヶ月から1年間ほどだといいます。
しかし、顔や頭部の多汗症の汗は永久的には止まらないので、
効果がなくなれば再び治療を受けなければなりません。
また、星状神経節ブロックの治療を、何度も受けていると、効果がききにくくなることもあるようすから、
その点を認識した上で治療を受ける必要がありそうです。